近年、火葬のみを行う葬儀形式である、
火葬式
直葬
が、増加傾向にあり、葬儀費用の面で注目されています。
この2つの葬儀は、
通夜や葬儀・告別式を行わない
非常にシンプルな供養の方法です。
では、同じ葬儀だと思われている『火葬式』と『直葬』の違いは分かりますか?
そこでこの記事では、火葬のみを行う『火葬式』と『直葬』の違いについて、葬儀内容や葬儀費用を踏まえながら紹介していきます。
『葬儀費用が高過ぎた。。。』
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火葬式と直葬の違い|火葬のみを行う葬儀内容や費用の違いなど2種類の葬儀について徹底解説
まず現状では、
火葬式
直葬
には、明確な線引きがなく、ほとんど混合され紹介されています。
しかし、当社『橙縁社(とうえんしゃ)』では、内容の違いから『火葬式』と『直葬』を分けて考えています。
そこでまずは、『直葬』の意味から考えてみましょう。
直葬の本当の意味とは?
『直葬』は本来、警察用語の『直送』が語源となっています。
内容は、警察の霊安室から、直接火葬場に移動し、そのまま火葬を行います。
そのため、自宅や葬儀社の霊安室などで、『安置』をすることがありません。
このことから、非常にシンプルで、葬儀費用も極端に安くなるため、
送 ⇨ 葬
へと文字を変え、『直葬』という言葉が葬儀業界で一般的になり、社会的にも広がりました。
火葬式はちゃんとした葬儀儀式として行う
『直葬』に対して『火葬式』は、式という文字が付いているように、ちゃんとした儀式として行うことができます。
通夜や葬儀・告別式を行わないことから、非常に自由度が高く、当家の希望によって様々な供養を考え、行うことができるのです。
そのため、様々な宗旨・宗派、無宗教形式でも問題はありません。
また、例えば仏式(仏教)に沿った『火葬式』を行いたい場合、
火葬前のお経
旅支度の着せ替え
納棺の儀式
エンゼルケア、ラストメイク
お別れ花を棺に入れるお別れの儀式
など、十分に故人を見送ってあげることができたと思える内容も、儀式として取り入れることが可能です。
直葬と火葬式の葬儀費用の違い
『直葬』や『火葬式』は、葬儀費用の面から注目度が高まったと言えるでしょう。
そこで、2つの葬儀費用の相場を比べてみましょう。
まず『直葬』は、必要最低限の内容で、火葬のみを行うことが前提です。
15万円 ~ 25万円
次に『火葬式』は、当家の希望に沿って、様々な儀式を組み込みます。
25万円 ~ 35万円
ちなみに、金額差が大きくなる要因としては、
安置施設利用料金
ドライアイス代
などの『安置』に関わる費用で、これは火葬予約の日数に応じて金額が変動します。
全く同じ内容の『お葬式』なのに、
A社 ⇨ 80万円
B社 ⇨ 120万円
C社 ⇨ 200万円
と、葬儀社によって非常に大きな葬儀費用の金額差があります。
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直葬か火葬式を選ぶときのポイント
『直葬』は、必要最低限のシンプルな内容だけで、火葬を行います。
そして『火葬式』は、遺族によって自由な供養の形を考えることができ、火葬に至るまでの選択肢が広いのが特徴です。
そのため、何を重要視するかで『直葬』、『火葬式』を選ぶようにしましょう。
直葬を選ぶ場合のポイント
とにかく葬儀費用を抑えたい
という方は、『直葬』を選ぶのが良いでしょう。
逆に、葬儀費用以外で『直葬』を選ぶメリットはありません。
火葬式を選ぶ場合のポイント
通夜や葬儀・告別式を行わず、火葬のみを行う
直葬
火葬式
ですが、その中でも故人に何かをしてあげたい希望があれば、『火葬式』を選ぶのが良いでしょう。
また、宗教儀礼とは関係なく、故人に人柄に合った式を行いたい場合も、『火葬式』が向いています。
『お別れ会』や『偲ぶ会』を考えている方も一緒です。
故人に対して、何かをしてあげたい希望があれば、『直葬』ではなく『火葬式』をお勧めします。
なお『直葬』を選んで、後から色々追加をしていくと、
追加オプション費用が高めに設定
されていることが多く、葬儀費用自体が高くなってしまうので注意をしましょう。
まとめ
今回は、火葬のみを行う『火葬式』と『直葬』の違いについて、葬儀内容や葬儀費用を踏まえながら紹介しました。
『火葬式』と『直葬』には、現状はっきりとした線引きがなく、明確な違いはありません。
そのため、ほとんどの葬儀社や紹介サイトでは、『火葬式』と『直葬』は同じだと紹介されています。
しかし、式の本来の意味から考えると、内容やその自由度に大きな違いがあります。
そのことから、葬儀社ごとに葬儀費用や葬儀内容が異なるのが現状です。
ネット広告での葬儀費用を見て、安易に葬儀社に頼むのではなく、具体的な金額と葬儀内容をしっかり確認した上で、葬儀社に依頼するようにしましょう。
葬儀に関するご相談は『橙縁社』へ
葬儀に関する知識は、分からない事が当たり前です。
しかし、分からないからこそ、後々トラブルの原因にもなってしまいます。
葬儀費用が高かった
イメージと違った
これが、葬儀の2大トラブルであり、クレームの大半だと言えます。
そんな葬儀トラブルを回避するためにも、葬儀の準備は事前に行うことが大切なのです。
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