『末期(まつご)の水』という儀式があります。
『末期の水』は、亡くなった故人とのお別れの際に行う風習です。
亡くなった方の唇に、水を含ませている光景を見たことがある方も、いるのではないでしょうか。
しかし、現在では自宅で『安置』するケースも減り、『末期の水』の意味、やり方や作り方などが分からない方も多いことでしょう。
そこでこの記事では、『末期の水』の意味や手順、いつまでに行うのかなどを紹介していきます。
『葬儀費用が高過ぎた。。。』
『葬儀内容がイメージと違った。。。』
葬儀トラブルを回避するためには、葬儀の事前相談が最も有効!!
葬儀に不安がある方は、こちらをクリック
⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓
末期の水とは|やり方や意味、手順やいつまでに行うのか、末期の水をやらなかった場合など徹底解説
『末期の水』は、日本のお葬式で、昔から行われていた風習です。
しかし、現在の住宅事情などから、亡くなってから自宅に『安置』するケースが減りました。
つまり、葬儀社の霊安室などで『安置』することが増えた訳です。
そのため、『末期の水』を知らない方も多いことでしょう。
ちなみに『末期の水』とは、亡くなった故人の口元を、水で潤す儀式です。
『死に水をとる』と言われることもあります。
末期の水の意味とは?
では、『末期の水』を行う意味とは、どんな理由なのでしょうか?
『末期の水』の由来は諸説ありますが、
お釈迦様の入滅
仏教の考え
この2つが一般的に知られています。
末期の水の由来|お釈迦様の入滅
『入滅』は、死亡を意味します。
自身の死期を悟ったお釈迦様は、口の渇きを訴え、弟子に水を頼んだと言われています。
しかし水がなく、弟子達は漠然としていました。
すると、信心深い鬼神が来て、八種の浄水を捧げ、お釈迦様は苦しむことなく、安らかに入滅へと導かれたという逸話があります。
この逸話から、
故人に喉を潤して安らかに旅立って欲しい
という願いが込められ、『末期の水』を行うようになりました。
末期の水の由来|仏教の考え
仏教の考えでは、あの世では食事や水を飲むことができないとされています。
そのため水を飲ませてから、冥途に旅立たせるという意味もあるのです。
全く同じ内容の『お葬式』なのに、
A社 ⇨ 80万円
B社 ⇨ 120万円
C社 ⇨ 200万円
と、葬儀社によって非常に大きな葬儀費用の金額差があります。
葬儀費用に不安・疑問がある方は、下記をクリック!!
⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓
末期の水を行うタイミングは?
『末期の水』を行うタイミングは、昔は臨終間際でした。
しかし現在では、亡くなった後に遺族、親族で行うのが一般的です。
理由としては、病院で最後を看取ることが多く、医師による死亡宣告を待つこと。
自宅療養が減り、臨終前に親族が集まるケースが少なくなったことが要因でしょう。
『末期の水』を行うタイミングとしては、
病院で死亡宣告を受けた直後
故人が自宅に帰った後
清拭やエンゼルケアの前
などが一般的ですが、臨終から少しでも早く行うようにしましょう。
末期の水はどのように行うの?
『末期の水』に必要な道具は、病院で亡くなった場合、病院が準備してくれることもあります。
ですが、基本的には喪主が用意します。
『末期の水』のために用意する物は、以下の通りです。
ガーゼ又は脱脂綿
新しい割り箸
お椀
顔拭き用の布
もしも『末期の水』を用意するのが難しい場合、葬儀社が『末期の水』セットを持ってはいますので、葬儀社のスタッフに相談しましょう。
『葬儀費用が高過ぎた。。。』
『葬儀内容がイメージと違った。。。』
葬儀トラブルを回避するためには、葬儀の事前相談が最も有効!!
葬儀に不安がある方は、こちらをクリック
⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓
末期の水の手順
箸の先端に、ガーゼや脱脂綿を巻き白糸で縛る
お椀や桶に水を汲み、脱脂綿をつけ湿らせる
故人の唇を湿らせる
顔を拭く
*1・脱脂綿の代わりに、樒(しきみ)や菊の葉、鳥の羽根、新しい筆を使うこともあります。
*2・唇を湿らせる時は、上唇から下唇、左から右の順番でなぞっていく。
*3・顔を拭く時は、おでこ、鼻、顎の順番で、上から下、左から右へ拭いていく。
末期の水をとる人の順番
『末期の水』は、その場に立ち会っている家族・親族で行います。
また、故人と血縁の濃い順番に『末期の水』を進めます。
喪主
配偶者
子供
故人の親
故人の兄弟姉妹
子供の配偶者
孫
以上の順番で、『末期の水』を行って下さい。
末期の水をやらなかった、やった記憶がない
最後に、葬儀社の霊安室などに安置し、『末期の水』を行っていない方や、行った記憶のない方もいらっしゃるかと思います。
元来、臨終間際に行う『末期の水』ですが、現在では亡くなってから行われます。
そのため、病院で死亡宣告を受けた後、病院で『末期の水』を行うのが理想的です。
しかし、全ての病院で『末期の水』を行うことは難しく、自宅で故人を安置するケースも減少しています。
実は、霊安室に安置された際、葬儀社のスタッフが『末期の水』を行っているケースが多いのです。
家族・親族で行う『末期の水』のため、本来の意味とは違っていますが、これにも理由があります。
葬儀社は、よりきれいな姿で家族、親族と対面できるように、
清拭(せいしき)
エンゼルケア
ラストメイク
を、事前に行います。
『末期の水』は、『清拭』や『エンゼルケア』の前に行うべき儀式なため、葬儀社のサービスの一環として、『末期の水』を行うのです。
故人に伝統的な儀式をしてあげたい方には、少し納得のいかない理由かも知れません。
ですが、故人と家族の対面を重要視している結果とも言えるのです。
もしも、葬儀社の霊安室に安置し、『清拭』『エンゼルケア』の前に『末期の水』を希望する方は、一度葬儀社のスタッフに確認しておきましょう。
まとめ
今回は、『末期の水』の意味や手順、いつまでに行うのかなどを紹介しました。
『末期の水』は、昔から行われてきた、お葬式の風習です。
故人に喉を潤して、安らかに旅立って欲しいという想いから、家族・親族の手で行われてきました。
しかし現在では、息を引き取る場所が病院のケースが大半の上、故人を『安置』する場所も自宅ではなくなってきています。
そのため、『末期の水』を行わない、または知らない方も多いことでしょう。
故人にできる最後の身の回りの世話の一つのため、想いを儀式の形に表わす『末期の水』を、今一度見直してみるのも良いのではないでしょうか。
葬儀に関するご相談は『橙縁社』へ
葬儀に関する知識は、分からない事が当たり前です。
しかし、分からないからこそ、後々トラブルの原因にもなってしまいます。
葬儀費用が高かった
イメージと違った
これが、葬儀の2大トラブルであり、クレームの大半だと言えます。
そんな葬儀トラブルを回避するためにも、葬儀の準備は事前に行うことが大切なのです。
いざという時困らないように、葬儀全般の疑問は
橙縁社(とうえんしゃ)
にお問合せ下さい。
一級葬祭ディレクターの専門スタッフが、24時間365日対応させて頂きます。
葬儀に不安がある方は、こちらをクリック
⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓
全く同じ内容の『お葬式』なのに、
A社 ⇨ 80万円
B社 ⇨ 120万円
C社 ⇨ 200万円
と、葬儀社によって非常に大きな葬儀費用の金額差があります。
葬儀費用に不安・疑問がある方は、下記をクリック!!
Comments