『納棺(のうかん)』とは、遺体を棺に納める作業のことです。
元々は、家族・親族で行うものでしたが、最近は葬儀社に依頼することが多くなっています。
そのため、お葬式を経験していても、『納棺』の儀式の経験がない方も多くいるはずです。
そして、近年では葬儀の選択肢が増え、
直葬
火葬式
など、火葬を行うことを葬儀とする簡易的な式や、『家族葬』などの近親者のみで行う葬儀が非常に増えています。
葬儀に対する考え方、費用面の問題など色々な理由がありますが、葬儀の選択肢が増えることは、非常に良いことだと考えます。
そして、こんな現状だからこそ、声を大にして伝えたい事があります。
『納棺の儀式』を行いましょう!!
とは言うものの、『納棺の儀式とは?』と考える方も多いはずです。
そこでこの記事では、納棺の儀式の重要性や、納棺式の内容、注意事項について紹介していきます。
『葬儀費用が高過ぎた。。。』
『葬儀内容がイメージと違った。。。』
葬儀トラブルを回避するためには、葬儀の事前相談が最も有効!!
葬儀に不安がある方は、こちらをクリック
⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓
納棺の儀式とは|家族で行う納棺式の意味と流れ、納棺式の服装など納棺式の大切さについて
『納棺の儀式』とは、ただ単に故人を棺に納める訳ではありません。
エンゼルケア、ラストメイク
旅の身支度を整える
棺に納める
副葬品を持たせる
といった順で進め、故人に対して最後の身の回りの世話をしていくのです。
お葬式の前に、家族が故人との時間をゆっくり作れ、思い出に浸れる非常に大切な時間であり、儀式でもあるのです。
納棺の儀式【1】エンゼルケア、ラストメイク
ラストメイク
を行い、故人の見た目を整えます。
『死に化粧』とも言われ、女性には化粧を施し、男性は髭を剃ったりして整えます。
また、人が亡くなった時には、全員が安らかな顔をしている訳ではありません。
闘病の苦しみや、急激に痩せてしまったことで、表情は人それぞれ違います。
その表情を整えるため、
エンゼルケア
を行い、生前の面影に近付けていきます。
納棺の儀式【2】旅の身支度を整える
基本的に仏教の考え方になりますが、49日の旅の身支度を整えていきます。
足袋や脚絆、手甲などの『死装束』を、家族の手で故人に身に着けてあげます。
また、神道(神社)であれば『神衣(かむい)』や、キリスト教の場合はスーツや洋服に着替えさせるなど、内容は違いますが最後の身の回りの世話を行うのです。
納棺の儀式【3】棺に納める
『死装束』など身支度が整ったら、家族・親族の手で棺に納めていきます。
一般的には、布団の上に葬儀社が用意したシーツを敷いてあるため、シーツごと棺に納めていきます。
納棺の儀式【4】副葬品を持たせる
『副葬品』とは、故人と一緒に棺に納めてあげる品物をいいます。
生前に愛用していたものや、好きだったものなど、故人に持たせてあげたい物を選びましょう。
ただ一点、注意点があります。
それは、日本では火葬がほとんどなため、
燃えないもの
燃えずに残ってしまうもの
は、『副葬品』として棺に入れることができません。
金属やガラスなどの燃えない物や、厚い本やぬいぐるみなど、可燃性でも燃え残るものは入れられないので注意しましょう。
全く同じ内容の『お葬式』なのに、
A社 ⇨ 80万円
B社 ⇨ 120万円
C社 ⇨ 200万円
と、葬儀社によって非常に大きな葬儀費用の金額差があります。
葬儀費用に不安・疑問がある方は、下記をクリック!!
⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓
納棺式の疑問|末後の水や湯灌について
葬儀社やネット情報などで、『納棺の儀式』に
末後の水(まつご)
湯灌(ゆかん)
が説明されている場合があります。
しかし当社では、『末期の水』や『湯灌』を『納棺の儀式』の一部としてはいません。
その理由について、少し述べておきます。
*地域の風習と異なるケースもありますので、ご了承ください。
末後の水が納棺の儀式に入らない理由
まず『末後の水』ですが、昔は臨終間際に行っていました。
そして現在では、臨終後に行うのが一般的です。
『末後の水』を行う理由には諸説あるため、ここでは割愛しますが、
『末後の水』は亡くなってすぐに行う
ものであり、『納棺の儀式』で行うものではないのです。
湯灌が納棺の儀式に入らない理由
『湯灌(ゆかん)』とは、簡単に言えば故人をお風呂に入れてあげることです。
故人を浴槽に移し、立ち会った人が交代で、足元から胸元にかけて湯をかけます。
そして、洗顔や洗髪を行い、見た目を整えます。
『湯灌』の意味としては、単純に清潔にするだけではなく、故人の生前の穢れ(けがれ)や煩悩を洗い落とす意味もあります。
では、なぜ当社では『湯灌』を『納棺の儀式』から外しているかというと、
元来東北地方の文化
であり、関東などではあまり行われていなかったからです。
映画『おくりびと』の影響で、『湯灌』は一気に有名になりました。
しかし、基本的に寒い土地柄の文化であり、遺体の腐敗を早めてしまう儀式です。
そのため当社では、逆さ水に浸し絞った布で行う『古式湯灌』は行いますが、『湯灌』を『納棺の儀式』に入れていないのです。
納棺の儀式の服装は?
基本的には、家族・親族のみで行う『納棺の儀式』ですが、お葬式の儀式の一環であることから、服装に悩む方もいることでしょう。
そこで、2つのケースでの服装を紹介します。
通夜の前に納棺
納棺のみ
納棺式の服装【1】通夜の前に納棺
まず、当日に通夜があり、通夜の前に『納棺』をする場合です。
この場合、喪服で『納棺』を行います。
ラフな服装での『納棺』は避けましょう。
納棺式の服装【2】納棺のみ
次に、当日の予定が『納棺』のみの場合です。
この場合、家族や親族しか参加しないため、派手な服装でなければ大丈夫です。
理想で言えば『平服』での参加が好ましいでしょう。
納棺の儀式を依頼する際の注意点
家族や親族で、最後の身の回りの世話を行う『納棺の儀式』は、非常に思いやりを感じられる特別な儀式です。
そのため、出来るだけ立会いのもと、『納棺の儀式』に参加してもらいたいと考えています。
しかし、『納棺の儀式』を依頼する際に、一つだけ注意点があります。
それは、納棺専門の納棺師に依頼すると、葬儀費用に追加費用が発生することです。
本来、葬儀社のスタッフは、納棺の儀式が行えます。
ですが、近年の葬儀社は分業化が進み、『納棺の儀式』を行えないスタッフが、非常に増えているのです。
そのため、『納棺の儀式』を行うために納棺師を呼び、高額な追加費用を請求されてしまいます。
『納棺師』を呼んだ場合の金額相場は、
8万円~12万円
となっており、葬儀費用の追加費用としては、大きな負担になってしまいます。
そのため、葬儀社に依頼する時には、
納棺の儀式が含まれているか?
という点を、必ず事前に確認するようにしましょう。
まとめ
今回は、納棺の儀式の重要性や、納棺式の内容、注意事項について紹介しました。
『納棺の儀式』は、故人にしてあげられる最後の身の回りの世話であり、家族の思いやりを感じられる、非常に温かい儀式です。
そのため、極力『納棺の儀式』に参加し、経験をしてもらい、それから葬儀を迎えて欲しいと考えています。
しかし、最近の葬儀社では『納棺の儀式』を行えない会社も多く、専門の納棺師に依頼しているため、追加費用が発生してしまいます。
『納棺の儀式』を希望する場合は、事前に葬儀社に確認をしておきましょう。
葬儀に関するご相談は『橙縁社』へ
葬儀に関する知識は、分からない事が当たり前です。
しかし、分からないからこそ、後々トラブルの原因にもなってしまいます。
葬儀費用が高かった
イメージと違った
これが、葬儀の2大トラブルであり、クレームの大半だと言えます。
そんな葬儀トラブルを回避するためにも、葬儀の準備は事前に行うことが大切なのです。
いざという時困らないように、葬儀全般の疑問は
橙縁社(とうえんしゃ)
にお問合せ下さい。
一級葬祭ディレクターの専門スタッフが、24時間365日対応させて頂きます。
葬儀に不安がある方は、こちらをクリック
⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓
全く同じ内容の『お葬式』なのに、
A社 ⇨ 80万円
B社 ⇨ 120万円
C社 ⇨ 200万円
と、葬儀社によって非常に大きな葬儀費用の金額差があります。
葬儀費用に不安・疑問がある方は、下記をクリック!!
Comments