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葬儀の禁句忌み言葉をチェック|挨拶、弔問、弔電などで使ってはいけない忌み言葉について


日常生活で使っている言葉でも、冠婚葬祭の場では使用できない言葉があります。

その代表的な言葉が、

  • 忌み言葉

と言われる言葉です。




特に葬儀の場は、不幸ごとであるため、遺族の気持ちに配慮する意味でも、『忌み言葉』が数多く存在しています。

できるだけ相手の精神的負担を避けるためにも、『忌み言葉』は使用したくないものです。




そこでこの記事では、葬儀の禁句である『忌み言葉』について紹介していきます。



 

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葬儀の禁句忌み言葉をチェック|挨拶、弔問、弔電などで使ってはいけない忌み言葉について



葬儀での『忌み言葉』とは、

  • 不幸や不吉を連想させる言葉

  • 直接的な表現の言葉

  • 遺族への配慮が欠けている言葉

といった、避けるべき言葉を意味します。




また、宗教・宗派によっての『忌み言葉』も存在します。

そのため、葬儀の席では、あまり多くを語らず、簡潔な『お悔やみの言葉』を伝えることが良いでしょう。




とはいえ、会話をしたり、文章に残したりして遺族に弔意を伝えるため、最低限の『忌み言葉』は理解しておきたい所です。



 

葬儀における代表的な忌み言葉



まず基本的な考え方として、葬儀の『忌み言葉』は、

  • 不幸が重ならない

  • 不吉な意味がない

  • 直接的な表現をしない

という点に注意をしておくと、イメージがしやすくなります。




そして、葬儀の『忌み言葉』には、代表的な5つの種類があります。

  1. 重ね言葉

  2. 続き言葉

  3. 死を連想する言葉

  4. 不吉な言葉

  5. 宗教的にそぐわない言葉




次は、代表的な5種類の『忌み言葉』と、その言葉の言い換えを紹介していきましょう。



 

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葬儀の代表的な忌み言葉【1】重ね言葉


重ね言葉』とは、同じ言葉が繰り返される言葉です。

不幸が繰り返されるという意味になり、葬儀の『忌み言葉』とされています。


代表的な重ね言葉

言い換え

重ね重ね

加えて

ますます

より一層

みるみる

見る間に

つくづく

心から

ときどき

時折

くれぐれも

どうぞ

わざわざ

特別に

次々と

ひっきりなしに

いよいよ

遂に


 

葬儀の代表的な忌み言葉【2】続き言葉


続き言葉』とは、不幸が続くことを連想させる言葉で、『重ね言葉』と同じ意味合いとなります。

日常的に使用することが多い言葉でもあり、注意しておきましょう。


代表的な続き言葉

言い換え

続いて

同じく

再び

改めて

次に

新たに

引き続き

今後とも

何度も

頻繁に

追って

後ほど

もっと

一段と

重ねて

本当に

また

更に、今一度

繰り返し

しきりに


 

葬儀の代表的な忌み言葉【3】死を連想する言葉


死を連想する言葉』とは、直接的な表現の言葉を意味します。

『死を連想する言葉』は、遺族を傷つける可能性があり、言葉の表現に注意しましょう。


代表的な死を連想する言葉

言い換え

死ぬ(死亡)

逝去

急死

突然のこと

生きていた

お元気な時、生前


 

葬儀の代表的な忌み言葉【4】不吉な言葉


不吉な言葉』とは、不幸を連想させる言葉です。

この言葉も、日常的に使用する言葉が多いため注意しましょう。




特に、数字の『四』と『九』は、

  • 四 ⇒ 死

  • 九 ⇒ 苦

を連想させるとされているため、数字自体を避けることになります。


代表的な不吉な言葉

言い換え

四(死)

逝去

九(苦)

突然のこと

大変な

お元気な時

苦労の多い

努力、尽力

忙しい

多用

辛苦

楽ではない


また、言い換えすることが難しく、表にはありませんが、

  • 浮かばれない

  • 消える

  • 落ちる

という言葉も『不吉な言葉』とされ、葬儀では使用を避けます


 

葬儀の代表的な忌み言葉【5】宗教的にそぐわない言葉


日本の葬式の8割以上は、仏式(仏教)の葬儀となります。

ですが、宗教・宗派によって、仏式で使用される言葉が『忌み言葉』となります。




例えば、同じ仏教の『浄土真宗』の場合、亡くなると即お浄土へ生まれ変わるという教えがあります。

そのため、四十九日という考え方がありません。

浄土真宗以外の仏教では、冥途の道を巡り、四十九日を経て成仏しますが、『浄土真宗』では教えが異なるのです。




また、神道(神社)やキリスト教でも、仏教との教えの違いから、宗教・宗派的な『忌み言葉』があることを理解してください。


代表的な宗教・宗派の忌み言葉

言い換え

①仏式⇒冥途を歩み成仏する


浮かばれない

ご冥福

迷う

お悔やみ

②神式⇒死者の御霊は神として祀る


冥福

安らかに

往生

平安

あの世

旅立ち

③キリスト教⇒神の元に召される


お悔やみ

安らかに

往生

平安

あの世

旅立ち


*仏式でも『浄土真宗』では、

  • ご冥福をお祈りいたします

使用してはいけません。

『忌み言葉』となります。



 

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その他、葬儀の会話で注意すること



『忌み言葉』はもちろんの事、

  • 葬式

  • 弔問

など、逝去間もない時の挨拶時に注意することがあります。




  • 長話をしない

  • 故人の死因などを尋ねない

  • お悔やみの言葉は簡潔に終える


葬儀や弔問の席では、長話はせず、『お悔やみの言葉』は簡潔に済ませます

参列者が集まる場となりますので、遺族の負担を少しでも軽減してあげる配慮を心がけましょう。




また、気持ちは分かりますが、励ましの言葉』も控えて下さい。

良かれと思って掛けた『励ましの言葉』でも、遺族を傷付ける可能性があり、精神的な負担となってしまいます。



 

まとめ



今回は、葬儀の禁句である『忌み言葉』について紹介しました。




遺族への挨拶などの場面で使用される『お悔やみの言葉』。

遺族を思い、故人を悼み、自身の心情を伝える言葉ですが、葬儀という特殊なシチュエーションだからこそ、使ってはいけない言葉があります。




それが、『忌み言葉』です。

日常的に使っている言葉も多く、良かれと思って使用した言葉が、実は『忌み言葉』だったというケースも多いものです。




遺族の心情は非常にデリケートな状態です。

遺族への配慮のためにも、『忌み言葉』には注意しましょう。



 

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