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執筆者の写真橙縁社公式

お布施と初穂料/玉串料の金額相場|安いと噂の神道の謝礼は本当に金額が安いのか


お葬式を行う時に、住職や神主にお渡しする謝礼。

  • 仏式(仏教) ⇨ お布施

  • 神式(神社) ⇨ 玉串料




その謝礼の金額相場は、寺院ごと、神社ごとで異なります。




しかし、戒名代を含めた『お布施』の金額が高いという理由から、

  • 檀家を抜ける

  • 住職派遣サービスを利用する

など、様々な問題が起こっているのも現実です。




また、地域によっては『お布施』よりも、神社に頼んで『玉串料』の方が安いという理由から、仏式ではなく神道に葬儀を変更する方もいらっしゃいます。




信仰は自由であり、ちゃんとした考えの元での決断であれば、何も問題はないでしょう。




しかし、本当に『お布施』よりも『玉串料』の方が金額相場は安いのでしょうか




そこでこの記事では、『お布施』と『玉串料』の金額相場や比較、その内容の違いについて紹介していきます。




*なお注意点として、あくまでも目安となる相場を紹介しますが、宗派や寺院、地域によって、全く金額が異なりますので参考程度にお考え下さい。



 

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お布施と初穂料/玉串料の金額相場|安いと噂の神道の謝礼は本当に金額が安いのか



それでは、あくまでも目安の金額になりますが、

  • お布施(仏教)

  • 玉串料(神道)

の相場を紹介していきましょう。


  • お布施の金額相場【1】仏式葬儀

  • お布施の金額相場【2】仏式法要

  • 玉串料の金額相場【1】神式葬儀

  • 玉串料の金額相場【2】神式法要




*先程もお伝えしましたが、寺院や神社、地域ごとに相場は全く違いますので、あくまでも参考としてお考え下さい。



 

お布施の金額相場【1】仏式葬儀



まずは、仏式(仏教)の葬儀を行った際、お渡しするお布施』の金額相場です。

  • 火葬式

  • 一日葬

  • 通夜あり2日葬

と、3つに分けて紹介します。



 

火葬式のお布施の金額相場



火葬式』の場合、火葬炉の前やお別れ室などでお経を読んで頂きます。

そして『火葬式』は、式を行わない葬儀となるため、

  • 515万円

『お布施』の金額相場となります。




しかし、『檀家(だんか)』で戒名を授かる場合、

  • 30、40万円~

が、『お布施』の金額相場となりますので、混同しないようにして下さい。



 

一日葬のお布施の金額相場



一日葬』とは、通夜を行わず、一日で葬儀を行う葬儀形式です。

ちなみに、近年増加傾向にある『家族葬』は、宗教儀式としては『一般葬』と変わらない為、葬儀を一日で行う場合は『一日葬』となります。




『一日葬』のお布施の金額相場は、

  • 俗名 ⇨ 30万円~

  • 戒名 ⇨ 40万円~

が一般的ではないでしょうか。




ちなみに俗名(ぞくみょう)』とは、生前の名前であり、つまりは本名のことです。

近年、『檀家』ではなく、特に仏教への信仰がない方で、葬儀の最中だけ読経を依頼したい希望がある場合、『俗名』での葬儀を行う方も多くいます。



また、『戒名』には宗派ごとの位があり、『戒名』の内容によって『お布施』の金額は大きく変動します。



 

通夜あり2日葬のお布施の金額相場



  • 1日目 ⇨ 通夜

  • 2日目 ⇨ 葬儀、告別式

というように、2日間を掛けて行う葬儀形式の場合、『お布施』の金額相場は、『一日葬』よりも金額が高くなるケースが多いです。




理由としては、2日間の拘束とお勤めと賜るためと考えるのが良いでしょう。




通夜あり2日葬の『お布施』の金額相場は、

  • 一日葬のお布施+10万円~

  • 一日葬のお布施×2倍

と考えて下さい。




通夜あり2日葬の『お布施』は、寺院や地域で大きく変わります。

そのため、『一日葬』の金額相場よりも、目安となる金額が分かりずらいと言えます。



 

お布施の金額相場【2】仏式法要



仏教では、葬儀が終わった後も、故人の供養のため、

  • 四十九日

  • 一周忌

といった『法要』を行います。




一般的には、寺院の本堂で『法要』を行います。

地域によっては、自宅での『法要』も多いことでしょう。




そして『法要』でも、住職に読経を賜りますので『お布施』が発生します。




『法事』『法要』の際に、包む『お布施』の金額相場としては、

  • 3万円、5万円~

が一般的です。




更に、四十九日『法要』の際には、白木位牌から塗位牌などの本位牌に、魂移しをして頂くことが多く、

  • 13万円

『お布施』を追加で包みます。




また、宗派や寺院によっても違いがありますが、『法要』を行うと『塔婆(とうば)』を授かります。

この『塔婆』代として、

  • 5千円~

を別に包みます。




結果、『法事』『法要』の『お布施』の金額相場は、

  • 四十九日   ⇨ 5万円~

  • その他の法要 ⇨ 3万円~

が一般的でしょう。



 

玉串料の金額相場【1】神式葬儀



仏式の葬儀、法要の金額相場の後は、日本の葬儀の中で仏式の次に多い神式(神道、神社)の金額相場を紹介します。




まず神道の葬儀ですが、『神葬祭と言われています。

『神葬祭』は、仏式とは全く異なる内容と考え方で、戸惑うことが多いでしょう。




『神葬祭』は、式中の儀式がしっかりと分けられており、仏式で紹介した、

  • 火葬式

のような、火葬炉前だけでの行いは難しいと言えます。




ですが、神社によっては火葬炉前だけで、『遷霊祭(せんれいさい)』を行ってくれる場合もあるため、『火葬式』の金額相場から紹介します。

  • 515万円




そして、『一日葬』と同じように、一日で『神葬祭』を行う場合、

  • 30万円~

『玉串料』が一般的となります。




更に、仏式の通夜に当たる『通夜祭や、仏式の初七日に当たる『十日祭を行う場合、

  • 通夜祭 ⇨ 追加10万円~

  • 十日祭 ⇨ 追加5万円~

を『玉串料』として包みます。



 

玉串料の金額相場【2】神式法要



神式(神道)では、霊前祭(霊祭)』が仏式の『法要』にあたります。

亡くなった日から、10日ごとに、

  • 十日祭

  • 二十日祭

  • 三十日祭

  • 四十日祭

  • 五十日祭

が行われ、『五十日祭』で忌明けとなり、仏式の四十九日法要にあたります。




その後は、

  • 百日祭

  • 一年祭

  • 三年祭

  • 五年祭

  • 十年祭

と、式年祭』を行っていきます。




10年以降の『式年祭』は、10年刻みで行い、50年で区切りとすることが多くなります。




一般的には、『五十日祭』、『一年祭』、『三年祭』までは皆さん行われ、

  • 3万円、5万円~

が、『霊前祭』での『玉串料』の金額相場となります。



 

お布施と玉串料はどっちが安いの?



最後に、葬儀社としてよく聞かれる内容の話もしておきます。

その内容とは、

  • どっちが安いの?

という、『お布施』と『玉串料』の金額比較の話です。




この内容については、仏教と神道では考え方が違う為、金額では比較できないと言いたいのです。

しかし、特に信仰がない方にとっては、金額も重要な判断基準にはなりますよね。




また、寺院や神社、地域によっても金額は違う為、一概には言えません。




そのため、あくまでも参考ですが、

  • 神道の玉串料

の方が、一般的には安くなりやすいとだけいっておきます。




大きな理由としては、『戒名』のように位によって『お布施』の金額が変動しないためです。




実際、家の代替わりの際に、

  • お布施が高いから

という理由で、仏式から神式へ変更したケースも多く知ってはいます。




しかし、『葬儀費用』の面で見ると、神道は特別に準備するものが仏式よりも多く、『お布施』や『玉串料』を合わせた、

  • 葬儀費用の総合計

で考えた場合、必ずしも神道の方が安いとは言えないことを理解しておいて下さい。



 

まとめ



今回は、『お布施』と『玉串料』の金額相場や比較、その内容の違いについて紹介しました。




あくまでも『お布施』と『玉串料』の金額差を比較しただけであり、必ずしも結果が一緒とは限りませんし、あくまでも全国的な平均から参考にと紹介した内容です。




また、信仰はもちろん、基本的な考え方が仏式と神式では異なる為、『お布施』や『玉串料』の金額だけを基準に考えるべきではありません




ただし、お葬式は急に高額な出費が掛かり、

  • 何にいくら掛かっている

かが、非常にあいまいで分かりずらい分だけ、おおよその金額は知っていたいのも確かでしょう。




葬儀費用はもちろん、宗教者に渡す謝礼も含め、事前の準備の参考のため、目安として考えてみて下さい。



 

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そんな葬儀トラブルを回避するためにも、葬儀の準備は事前に行うことが大切なのです。



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